先生がほっとできる場所
ともるば
先生方が安心して悩みを相談できる場所を
これまで教員支援を行ってきたNPO法人教員支援T-KNITが、看護師・心理士、作業療法士、精神科医で構成される団体、一般社団法人COMHCaとともに、先生向けの
オンラインカウンセリングサービスを月1回開催していきます。
先生の心は悲鳴を上げています
2023年に発表された日本教職員組合「2023年学校現場の働き方改革に関する意識調査」では、公立学校の教員の実質的な残業時間が月96時間以上になっていることを明らかにしています。メンタルヘルスに関する状況もかなり深刻であり、文部科学省「令和4年度公立小学校教員の人事行政状況調査」によると、教員の精神疾患による休職者数は年々増加し、2022年には、6500人を超える教職員が休職していると報告しています。
しかし、先生方は誰かにSOSを出すことはできません。
先生は勉強だけを見るのではなく、子供たちの心身の健康や安全を守るという職務があります。そのため、気が休まる暇はありません。保護者の対応、事務処理など、先生としての勉強の時間もとることができず、仕事の質の低下を招いています。子供たちの未来に関わる仕事をしたいと教職についたにも関わらず、それが叶わず、先生方は悩み、疲弊しています。
『ともるば』の特徴
・全国どこからでも参加できる
『ともるば』はオンラインで開催します。そのため、全国から参加することができます。また、開催時刻も土日夜の開催となっているため、忙しい先生方でも参加しやすくなっています。
・メンタルヘルス専門職が協働する
『ともるば』には毎回、精神科医、作業療法士といったメンタルヘルス専門職が参加します。『ともるば』はグループで対話をする、という形式をとっていますが、専門職が同席するため、先生方の心の状況を見ながら、細やかなフォローができます。また、必要に応じて専門的なアドバイスも行うことができます。
・教員支援に長けたT-KNITメンバーも同席
先生方が安心して話をするためには、「先生特有の悩みに精通した」メンバーがいることが重要と
考えています。
T-KNITはこれまでの10年の活動の中で、数多くの教員支援を行ってきました。その知見を活かし、
『ともるば』でも先生の悩みに寄り添いたいと考えています。
開催概要
会場
日時
参加費
参加人数
内容
オンライン(ZOOM)
週末の夜 20時~
1000円
6名(小・中・高校の先生方)
一般社団法人COMHCaで行っているオープンダイアローグ(開かれた対話)を基にした「語り聴くミーティング」の方式を採用して行います。
グループワーク
20:00 チェックイン
・呼ばれたい名前、この場に期待する事
・対話のガイドラインと安心のための同意
例)ここでの話はこの場だけに留める
他の人の話を否定しない
他の人にアドバイスやコメントは求められない
限りしない
できるだけ「私は 」を主語に、感じた事を話す...
・マインドフルネス
20:30 語り聴く時間 : その場で出されたテーマについて、参加者が聴き、語る
21:40 チェックアウト
22:00 終了
「ともるば」メンバー
精神科医 松本衣美
作業療法士 真嶋 信二
NPO法人T-KNIT
一般社団法人COMHCa